なぜ「値引」より「ポイントカード」を店舗は採用するのか?

皆さんも良く利用している家電量販店やドラッグストア、衣料品店などで発行される「ポイントカード」…
このシステムを導入する店は増える一方です。

ただ、ちょっとでも得したいと思ってそれぞれの店でカードを作って財布に入れておくと、気がつけば財布はカードで倍ほどにふくれ上がっ
てしまう…
なんてことも多々あるかと思います。

さて、このポイントカードは「購入金額の一定の割合をポイントにして客にキャッシュパックする」という仕組みになっているのですが、それにしても、どうしてここまで人気になっているのでしょうか?…
それは、このポイントカードには顧客に、より大きな割引感を与える効果があるからなのです。

たとえば、100円の購入で1ポイント付与されるとしましょう…
1万円の買い物をすれば100ポイント、つまりは100円分をキャッシュバックされることになりますよね。

冷静に考えてみると、これは9900円で商品を買ったのと同じだと考えることができますが…
次に買い物をするときに、100円の割り引きをしてもらえるからなのです。

つまり、ポイント化してキャッシュバックするのも、商品を値引きして販売するのも、その率から考えると店側としては同じことなのです。
しかも、ポイントカードを通してお客を常連化させるというもう一つの効果も期待できます。

一方の消費者にとっては、支払いのときに財布から出す金額を抑えることよりも、ポイントが貯まっていく方が「お金が戻ってくる」、「お金がもらえる」という一種の期待感と楽しみを持つことができてうれしいのです。
こうしてポイントカードを導入することで顧客の満足度は格段にアップしていくのです。

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