寒くなってくると、あちらこちらで咳をしている人が増え、風邪が流行りますよね。
重要な仕事や、プライベートの予定などが満載の時に風邪を引かないようにと注意をしますが、職場や電車の中でうつされたり、と対処しきれない時がどうしてもあります。
なんとか引かないように気をつけていたが、引いてしまった時は最後、早めにしっかりと治すことが第一です。
しかし、一度風邪を引いたら、もう引かない、と噂でよく聞くし、今回頑張って治したら大丈夫だ!…
と思っていませんか?
今回は、風邪は一度かかってしまえば、安心なのかどうかの事実に迫りたいと思います。
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風邪は一度かかると免疫ができて二度とならないって本当?!
あっちでゴホゴホ、こっちでゲホゲホ。
毎年、時期が来れば、風邪やインフルエンザが猛威をふるい始めるはずです。
友人や社内の人たちが次々にダウンしていく様を見れば、「明日は我が身…」とピクピクしますよね。
でも、昔から風邪は一度ひいたら大丈夫と言うし、いっそ一度かかってしまえば安心なのかも?と考えている人も多いのではないでしょうか。
いえいえ、風邪症候群の原因というのは無数にありますから、一度風邪をひいたからといって決して油断はできません。
たとえば、インフルエンザにA型、B型といった複数の種類があることはよく知られていますよね。
一度感染した型に対しては体内に抗体が生まれますから2度目はかかりづらくなるのは事実です。
しかし、風邪症候群の代表格とされるライノウイルス(Rhinovirus)には、110種類以上の血清型が存在しますから、1つの型に対する抗体ができたから安泰というわけにはいきません。
ひと口に風邪と言っても、その症状はひとつではありません。
腹を下すタイプもあれば、鼻水に苦しめられるタイプもあり、病原も様々です(ただし、8割方は何らかのウイルス感染によるもの)。
さらに、抗体ができるということは、ウイルスに対抗する兵隊が体内に生まれることです。
ただし兵隊がいても、ウイルスの方が圧倒的に多ければ、多勢に無勢でやられてしまいます。
つまり1度かかった血清型であっても”絶対”はありませんから、やっぱりいつでも用心しておくに越したことはないのです。
風邪は人類がこれまで全力で対抗策を練ってきた病だが、21世紀の世にあっても制御できずにいる大敵…
未然に防ぐ手立ては限られており、「発症したら治す」ことを基本戦略にするしかないのが現状だといいます。
結局のところ、手洗いやうがいを習慣付けたり、外出時にはマスクをするなど、日ごろのケアが何よりも大切ということです。
風邪は万病の元…
皆さん、くれぐれもご注意を!
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