糖質制限ダイエットは効果的だが危険が伴うって本当?!

最近、太ってきた…
ダイエットしたいけど、忙しい辛いのは無理…
しかもお金もかけたくない…
そんな人の中には「糖質制限ダイエット」を行っている人がいるのでしょうか。

「糖質制限ダイエット」とは炭水化物の摂取比率や摂取量を制限する食餌療法のことです。
その他にも低糖質食、糖質制限食、糖質制限ダイエット、ローカーボダイエットとも呼ばれたりします。

実はこの「糖質制限ダイエット」…
効果的だと言われている反面、危険が伴うという話もあるのです。




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糖質制限ダイエットは効果的だが危険が伴うって本当?!



最近、にわかに注目を浴び始めている糖質制限ダイエット…
これまでの様々なダイエット法においても医師や管理栄養士などの専門家が、一方で提唱あるいは支持し、一方で警鐘を鳴らすという図式はありました。

低脂肪やカロリー制限、運動療法といった、いわば「王道」の方法を除けば、一種の流行のように生まれるダイエット法は、いつのまにか姿を消し、議論も終息を見ました。
しかし、この糖質制限ダイエットは勢いが衰えず、専門家の対立が今も激しく続いているのです。

米・パン・麺類といった主食と、甘いものや果物を控えることにより、糖質(炭水化物)をカットする…
それ以外の食材は満腹になるまで食べてよい…
大まかにいえば、それが糖質制限ダイエットです。

このように糖質制限ダイエットの特徴は、気軽に取り組めることと、短期で効果(減量)が表れやすいことだと専門家が指摘しています。
これは賛成派・反対派どちらにも共通する意見です。

確かに、炭水化物以外なら何を食べても良いというのは、精神的に楽な部分があるでしょう。
野菜だけでなく、肉や魚、卵、また種類さえ選べば、お酒も問題ありません。

もともと糖質制限ダイエットは、糖尿病患者や重度の肥満の人のために考案された食事療法でした。
糖質が失われると、体内では代わりとして、肝臓に貯蔵している糖質(グリコーゲン)が消費されます。

グリコーゲンには糖質1に対し3倍の水分が付着しており、その水分の減少によって体重が落ちるのです。
ですので、効果は比較的すぐに表れます。

糖質制限に慎重な立場をとる専門家の中にも、あくまでも治療として、短期間取り組むのは問題ないという人は多いのです。
危険なのは、長期間にわたって糖質を制限したことによる次のような弊害なのだと指摘されている点です。

はじめに、糖質は脳にとって唯一のエネルギー源であり、かつ大量に消費されるため、それが不足すると集中力が低下し、イライラすることが多くなると言います。
さらに、タンパク質や脂質の摂取量が増えることで血行が悪化し、いわゆるドロドロの血液になる危険があるのです。
これにより動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まることがあるといいます。

また特に高齢者にとって注意が必要なのが、糖質制限による著しい筋力の低下と、骨粗しょう症です。
これは糖質エネルギーの不足を補うために、身体が筋肉を分解してアミノ酸に換えてしまうことやタンパク質を消費することなどで起こるといいます。
骨折などをきっかけに寝たきりになってしまうと、認知症を早める可能性もあるでしょう。

しかし、これらの指摘は誤り、不明だとする反論もあります。
例えば、糖質の代わりに脂質を分解する際、ケトン体という物質が代謝されることがわかっています。

かつてはこの代謝が身体を酸性化させ、むかつきや嘔吐の原因となり、ひどい時には昏睡状態に至るとまでいわれていました。
しかし現在ではケトン体はむしろ身体によいことがわかり、結論が逆転してしまっているのです。

もちろん、3大栄養素と呼ばれる糖質、脂質、タンパク質のうち、もっとも簡単にエネルギーにしやすい糖質を制限するので、それを補うために残り2つの栄養素を積極的に摂取する必要があるという指摘は確かです。
また、糖質制限ダイエットにおいては、あわせて「MEC食」をすすめる意見もあります。

糖質を含まないMEAT、EGG、CHEESEの頭文字をとったもので、野菜ではなく肉、卵、チーズを中心にした食事で脂質、タンパク質を補おうとするものです。
脂質とタンパク質を食べても血糖値は上昇しないので、太ることはないというのがMEC食派の主張です。

しかし、MEC食にも塩分過多になりやすいなどの問題もあります。
そもそも、糖質制限ダイエットは、先述のように病気の人のために考案されたダイエットなので、健康な人が行うと何らかの弊害があるのは当然の話なのです。

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