世の中で販売されている食品の中にはシュガーレスやノンシュガー…
また無糖や砂糖不使用などと書かれているものを見かけます。
一見すると、同じような意味だと感じてしまうのですが…
やはり言い方や名前が違う分、その意味も違ってくるのでしょうか。
今回はそんなシュガーレスやノンシュガー、無糖や砂糖不使用の違いをご紹介したいと思います。
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シュガーレスやノンシュガー、無糖や砂糖不使用の違いを学ぶ
「砂糖不使用」とは、食品の加工段階で砂糖(あるいはショ糖)を使用していないという意味です。
そのため原材料に砂糖や果汁が含まれていても問題はありません。
ブドウ糖や果糖などであれば、加工製造工程で使っていても「砂糖不使用」と表示することができます。
栄養成分表示には「ショ糖」として含有量が記載されるのです。
「シュガーレス」または「ノンシュガー」という表示は、食品100g、飲料100㎖当たり糖類が0.5g未満のものに許されています。
この場合は、砂糖以外の果糖、ブドウ糖、乳糖、麦芽糖などの糖類が含まれます。
「無糖」や「糖類ゼロ」もこれと同じ…
つまり同じように思える表示でもその意味は全く異なるのです。
では「砂糖不使用」という表示は何のために使われるようになったのでしょうか?
きっかけは砂糖に対する消費者のマイナスイメージです。
砂糖が身体に悪いのではないかと感じる人のために「砂糖不使用」という表示ができたのです。
しかし、国民生活センターのアンケート調査によれば、「砂糖不使用」と「シュガーレス」を同じ意味に受け取っている消費者は6割に達しているといいます。
こうして見れば、「砂糖不使用」の食品では太らない、などということはありえないのがわかるでしょう。
砂糖は体内に入るとブドウ糖と果糖に分かれて吸収されます。
先に書いたように、ブドウ糖、果糖をそれぞれに加えても砂糖を加えたことにならないので「砂糖不使用」でなのです。
つまり、身体の中に入ってしまえば、砂糖を食べたのと何ら変わりないのです。
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