もし「空き巣被害」にあったら…どう対応するのがベスト?!

警察庁の統計によると、2015年の住宅への侵入窃盗は4万8千件あまりあるといいます。
これは1日あたり約130件も侵入窃盗が発生していることになります。

ちなみに、一般住宅を狙う侵入窃盗には「空き巣」の他、家人が就寝しているときに侵入し金品を窃取する「忍込み」、在宅中に昼寝や食事をしているときに侵入する「居空き」も含まれます。

侵入窃盗の被害に遭った住居形態の割合は、一戸建住宅が38.5%、3階建以下の共同住宅が13%、4階建以上の共同住宅が4.6%で、侵入手段の1位は戸締まり無し、2位はガラス破りです。

では、もし自分が当事者になってしまったらどうしたら良いのでしょうか?…
空き巣なら、落ち着いてすぐに警察に通報しましょう。
とっさに盗まれたものなどを確認したくなるかもしれませんが、警察官が到着するまでは現状維持しておきます。

もしかすると泥棒が室内に潜んでいる可能性もあるので、ガラスが割れていたり、ドアが解錠されているなど、明らかに不自然な状況のときは、家の外で警察官の到着を待つのが一番なのです。

万が一、空き巣に出くわしてしまった場合は、瞬時の判断が必要です。
相手がプロ(常習犯)なら、捕まりたくない一心で、盗品を置いて一目散に逃げ出すので、そのまま放置しておけばいいでしょう。
決して追いかけたりしてはいけません。

対して、相手が攻撃してきたら素人です…
住人と鉢合わせしたことでパニックに陥り何をしでかすかわかりません。

こんな場合は大声を出して周囲に危険を知らせ、「自分は攻撃しないから早く出ていってくれ!」などと逃げることを促すのがベター…
よほど腕に覚えが無い限り刃向かうべきではないでしょう。

ちなみに、空き巣に狙われやすいのは、洗濯物が遅い時間まで干してあったり、部屋の明かりがついていないなど、明らかに留守とわかる住居ですが、逆にプライバシーが充実しているケースも被害に遭うことが多いのです。

例えば、自宅前の道路がほとんど見えないくらいの高い塀で囲まれていたり、背の高い植木が密集した生垣のある一戸建て住宅は、ひとたび敷地内に侵入してしまえば、周囲から見られる心配が無いので、空き巣にとっても実に好都合だからです。

集合住宅でも、ベランダに、背の高い植木を並べたり、日よけのためのシェードや目隠しシートを張っている場合は、犯行を働きやすい部屋と見られがちなのです。




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