2004年にマーク・ザッカーバーグとハーバード大学の同級生だったエドゥアルド・サベリンと創業したSNSと言えば、ご存知「フェイスブック(Facebook)」です。
日本でも2017年時点で、利用者数が2700万人超えたとされ、買収したインスタグラムと共にさらなる展開を図っています。
特に今は、フェイスブックにAI(人工知能)の機能を付加しようと研究を重ねているとのこと…
果たしてフェイスブックの目指すAI(人工知能)はどこまでいくのでしょうか?
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フェイスブックの目指すAI(人工知能)はどこまでいくのか?
今や10億人以上ものユーザー数を誇る世界最大のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)であるフェイスブック(FB)も、グーグルやアップルに負けず劣らず最新技術の開発に血道を上げています。
その傾注ぶりは驚くべきもので、2015年のある四半期には、実に売上の3分の1もの資金を研究開発に投入したのだといいます。
ここで注意していただきたいのは、「利益の3分の1」ではなく「売上の3分の1」であるということです。
これだけの比率の資金を研究開発費に投じる企業はそう滅多にありません。
フェイスブックのこの姿勢からは、SNSとして生き残るために、何としても画期的な最新技術を掌中に収めたいという強い意欲を感じます。
フェイスブックが資金を投じている研究対象には「人工知能」が含まれているのです。
2013年、フェイスブックはディープ・ラーニング(深層学習)研究の世界的権威であるヤン・ルカン氏を迎え、人工知能研究チーム「FAIR(Facebook AI Research)」を組織、パリにラボを開設しました。
現在、フェイスブックが人工知能に最も期待しているのが「顔認識技術の向上」です。
フェイスブックには膨大な写真が日夜アップロードされており、人工知能がそれらの写真の内容を人間と同じくらいかそれ以上の精度で認識・分類できるようになれば、人と人とのつながりを拡大していく場を提供しているフェイスブックにとって大きな強みになるからです。
例えば、投稿された写真の内容を人工知能が正しく理解できれば、そのユーザーにとって最も有効な広告を提供できるようになるでしょうし、本当につながるべき友人を紹介できるようにもなります。
また、ユーザーが倫理的に問題のありそうな写真を投稿しようとした際に、人工知能が「その写真には倫理的な問題が含まれている」と判断できれば、事前にユーザーに警告を発することもできます。
つまり、これまでのように写真一枚で人生を棒に振ってしまうようなユーザーをゼロにすることができるかもしれないのです。
しかし、フェイスブックが人工知能によって実現しようとしていることは、それだけではありません。
フェイスブックの創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグは、将来的に写真や画像などの視覚情報のみならず、聴覚情報の処理においても「人間よりも優れた人工知能」を作りたいと語っています。
また、フェイスブックが最終的に目指す地点は、「究極のコミュニケーション」であり、それは人類が「他者と思考を直接やり取りできる状態」であるといいます。
その実現のために人工知能がどこまで進歩し、どのように関わっていくのでしょうか。
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