なぜスーパーの入口は「野菜売り場」ばかりなのか?

皆さんが食料品を買う場所と言えば、スーパーが多いのではないでしょうか。
もちろんコンビニで全部済ましている人もいるかと思いますが、コンビニには売ってない生鮮食品や安売りを狙うならやはり独り身のビジネスマンでもスーパーが便利です。

実はこのスーパーにも、気付かないところに学ぶべきマーケティング手法が隠されていたりするのです。
エッジの効いたビジネスマンであれば、単に物を買うだけでなく、スーパーのマーケティング手法についても理解したうえで、買い物をするようにしましょう。




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なぜスーパーの入口は「野菜売り場」ばかりなのか?


普段あなたが買い物に行くスーパーを思い浮かべてください…
入口の自動ドアを抜けると、最初に飛び込んでくる売り場はなんでしょうか?
きっと多くの人が、野菜や果物といった食品の売り場だと答えるのではないでしょうか。

いつもとは違う他のスーパーへ行っても、大手のスーパーでも、たいてい野菜や果物売り場が入店してすぐの位置に設けられています。
では、軒並みこのように野菜や果物が入口付近に置かれているのは、なぜなのでしょうか?…

実は野菜売り場を入口すぐに設けてあるのは、野菜や果物が鮮度や季節感の一番のPRになるという理由がもっとも大きいのです。
季節ごとに切り替わる食材を見れば、売り場に気を使っているのだと客は判断するので、店の信頼感もアップするというわけです。

また、主婦は野菜を見て食事の献立を考えるといいます…
野菜売り場で大体の献立を考えてもらい、その後、肉や魚を買ってもらうこともできるのです。

さらに果物のように色鮮やかなを見ると、人間の気持ちは高揚するので、購買欲がおおいに刺激されるという利点も挙げられます。
特にトマトの赤が買いたい気持ちをそそるといわれています。

トマトの赤色効果
店に入ってすぐ、色鮮やかな野菜や果物が目に入ると、気持ちが高揚し、購買意欲が高まるといわれている。
買い物へのスタ-トを切るためには、野菜・果物の順序も重要で、もっとも購買意欲につながる色は、トマトなどの赤色とされている。

しかし、スーパーのような食料品店にとってメイン商品となるのは、あくまで肉類や魚介類のはずです。
わざわざ値段の安い野菜や果物を最初に目に飛び込んでくる位置に置くのは納得がいかない…
という人もいるでしょう。

実は、ここにもカラクリがあるのです。
肉類や魚介類は比較的に高額商品なので、入口に置いてしまうと、「こんなに高いなら節約しなくちゃ」と客の購買意欲をそいでしまうのです。

そのため店の奥にそういったメイン食材を置き、客に店内をたくさん歩かせる狙いもあるのです。
牛乳などの必需品が入口から遠く離れているのも同じ理由です。
ただ、肉や魚類は加工などの都合から見て、品質管理のしやすい店舗奥に配置されているという理由もあります。

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